よく使うgemコマンドのオプション

こんにちは、鈴木です。

最近は Gem ライブラリの管理は Bundler で行うことが多いですが、Gemfile に書く時に、

  • 「あのライブラリの正しい名前はなんだっけ?」
  • 「このライブラリの今のバージョンはなんだっけ?」

となることが多いのです。みなさんも同じでしょうか・・?(^^;

そんな時は gem コマンドを使用して検索することが多いです。

今回はよく使う gem コマンドのオプションをまとめようと思います。

 

Gemライブラリを探す

Gem ライブラリを探すときは「gem search ...」を使用するのですが、なにはともあれ -r オプションを付けます。

-r はリモートリポジトリから検索するためのオプションで、これを付けないとローカルが検索対象になります。

 部分一致検索する

指定した文字列が部分一致する Gem ライブラリを検索する場合は、以下のようにします。

この例では「rails」を含む Gem ライブラリが一覧表示されます。

部分一致検索なので、指定した文字列によっては結果が大量になる場合もあります。

前方一致/後方一致/完全一致検索する

検索する文字列には、先頭を表す「^」と、末尾を表す「$」を使用することができます。

「^」と「$」を使うことで、前方一致/後方一致/完全一致検索を行うことができます。

「rails」で完全一致検索するには以下のようにします。

ライブラリの最新バージョンがいくつであるか知りたい場合に、完全一致で検索することが多いです。

Gem ライブラリの詳細情報を検索する

Gem ライブラリの詳細情報を知りたい場合は -d オプションを使用します。

ホームページの URL も表示されるので、ライブラリを詳しく調べたい場合に -d オプションを使用することが多いです。

全てのバージョンを表示する

普通に検索すると最新バージョンが表示されますが、過去のバージョン番号を確認したい場合があります。

その場合は、-a オプションを使用します。

rails の場合はこんな結果になりました(本当は一行で出力されますが、適宜改行を入れました)。

 

インストール済みの Gem ライブラリを確認する

一覧表示する

インストール済みの Gem ライブラリを一覧表示するには、以下のようにします。

以下のように特定の Gem を検索することもできます(gem search と同様に)。

「gem search [文字列]」のときと同様に「^」や「$」を使用することができます。

余談ですが、Rails2 プロジェクトで rack の脆弱性対応を行う時に、上記コマンドでインストール済みの rack のバージョンを確認しました。

インストールされているパスを確認する

インストール済みの Gem ライブラリのパスを確認するには、以下のようにします。

Gem ライブラリのソースコードを確認する必要がある場合は「gem which ...」で調べると良いでしょう。

以下のようにすれば、rails がインストールされているディレクトリに一発で移動することができます。

 

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