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15.4. javax.swing.text.EditorKit

「EditorKit」はテキスト・コンポーネントがエディターとして機能するために、最低限必要と思われる機能を提供するクラスです。機能は「EditorKit」を継承したクラスの内部クラスの形で提供されています。内部クラスはいずれも「javax.swing.TextAction」クラスを継承したクラスで「javax.swing.Action」インタフェースを実装しています。例えば「カット&ペースト」の「カット」の機能を提供する「DefaultEditorKit.CutAction」は以下のように使用します。

JMenuItem cutMenu=new JMenuItem(new DefaultEditorKit.CutAction());
cutMenu.setText("cut");

「JButton」や「JMenuItem」などは「Action」インタフェースを引数として取るコンストラクタを持っています。これらに適当な機能を提供するクラスのオブジェクトを渡してやると、自動的に該当する機能がアプリケーションに組み込まれます。上の例の場合は、テキスト・コンポーネントで文字列が選択されているときに、該当するメニューをクリックすると、クリップボードに選択されていた文字列がカットされます。

(実習課題4)

実習課題3のプログラムを改良しなさい。

  • 「カット」「コピー」「ペースト」の機能を追加しなさい。
  • 「DefaultEditorKit」を利用する事。

解答例はこちら

(実習課題5)

実習課題4のプログラムを改良しなさい。

  • 「StyledEditorKit」で提供されているボールドフォントを使用する機能、およびイタリックフォントを使用する機能を追加しなさい。
  • チェックボックスを使用すること。

解答例はこちら

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