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1.2 XMLの誕生

SGMLにより作成された言語、HTMLはインターネットを急速に普及させた大きな技術要因になりました。その後、インターネットの更なる普及に伴い、さまざまな情報をインターネット上で公開交換しようという機運が高まってきました。しかし、「データ交換」という観点でみると、既存のHTMLでは機能が不十分です。そこで、情報の公開と交換をより柔軟に行えるような技術が要求されるようになってきたのです。

このような背景で、誕生したのがXMLです。

XMLはインターネットの標準としてW3C(*1)より勧告されたメタ言語です。SGMLをよりシンプルに、利用しやすく発展させたものが、XMLです。XMLは、SGMLの2つの特徴 (「メタ言語、マークアップ言語)であることを受け継いたため、インターネット上でのデータ交換に非常に適した技術であるといわれています。

XMLの技術を使用することにより、共通の情報のフォーマットを作成することができます。これにより、インターネット上での情報/データ共有を非常に柔軟に行うことができます。

(例)XMLを利用した電子商取引

XMLを利用した電子商取引

*1 W3C: WWW(World Wide Web)で使用されるさまざまな技術標準を定める総本山的な組織

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