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9.POAサーバプログラミング

9.1 POA

 オブジェクトアダプタはサーバサイドにおいてサーバオブジェクトを管理する役割を持っています。クライアントからの要求はすべてオブジェクトアダプタに送られ、オブジェクトアダプタが自分の管理するサーバオブジェクトに対して要求を転送します。オブジェクトアダプタの機能を簡単にまとめると次のようになります。

  • オブジェクトインプリメンテーションのインスタンス作成(サーバント作成)
  • サーバントとオブジェクトリファレンスのバインディング
  • オブジェクトインプリメンテーションの登録
  • サーバントの活性化と非活性化
  • クライアントの要求に応じたメソッドの起動

  オブジェクトアダプタにはBOA(Basic Object Adapter)とPOA(Portable Object Adaper)が存在します。これらのうちPOAは仕様が明確に定義されており、異なるORB製品間の移植性が高いものになっています。現在ではPOAを用いるのが一般的です。ここではPOAを用いたサーバプログラミングについて説明します。

 POAは非常に柔軟なアーキテクチャを提供しており、ORBは様々なアプリケーションの要求に対してCORBAサーバを適応させることができます。POAは次の目標を満たすように設計されています。

  • プログラマが、異なる ORB 製品間で移植可能なオブジェクト実装を構築できるようにする
  • 持続性のある識別情報を持つオブジェクトをサポートする
  • オブジェクトが透過的に起動するようにサポートする


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