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セマンティックWeb

未来のネット社会を構築する「セマンティックWeb」

1989年、ティム・バーナーズ・リーによって開発されたWeb(World Wide Web)は爆発的な広がりを見せ、インターネットにおける主要なアプリケーションとなりました。それから15年経過し、Web上には多くのウェブページが設立され、情報が溢れんばかりの状態になっています。

しかし果たして人々は、Web上にある溢れんばかりの情報を、有効に活用できているのでしょうか。YahooやGoogleといったポータルサイト・検索エンジンは、人々が必要とする情報を見つけるための手助けをしてくれます。ですが手助けをしてくれるだけで、見つけることはしてくれません。たくさんある候補を1つ1つ調べ、最適なものを判断し選ぶのは人間です。これはコンピュータがWeb上にあるウェブページの情報を「理解」できないために発生している問題です。

現在のコンピュータはウェブページを解析し、どのような言葉が使用されているか理解することができます。またそれらの言葉の使用頻度やその他の情報によって、そのページが「ある程度」どのようなことに関して記述しているか、推測することができます。しかし本当に何が書かれているのか理解することはできません。

セマンティックWebはページに「メタデータ」を付加することによって、コンピュータがより多くの情報を理解できるように、Webを再構築しようという構想です。メタデータとは文書に記載されている内容そのものではなく、その構造や属性に関する情報のことです。

セマンティックWebが実現されると

セマンティックWebが実現されると、より高度な検索が実現できます。例えば「今日、夜中に開いている近くの病院を知りたい」とします。これを現在のWebで調べるならば、まず検索エンジンで「病院」と「京都」といった地名を表すキーワードで検索を行います。幾つかホームページがヒットするでしょう。その中にはキーワードを文書に含んでいるだけで、全く関係のないものも含まれています。そこから本当に病院のホームページらしきものを選び出し、それらの診察時間を1つ1つ調べていくことになります。かなりの手間を要します。

セマンティックWebでは、コンピュータが正しく病院のホームページを調べ、それぞれから診察時間の情報を調べることができます。人間は幾つか候補としてあがってきた病院の中から、気に入ったものを選べば良いだけです。要するに情報の内容をコンピュータが理解し、ユーザが欲しい情報を判別してくれるのです。

現在のWebには膨大な量の情報が蓄えられています。セマンティックWebの世界では、コンピュータが人間の情報の理解を手助けし、より有効にそれらを活用する手段を提供してくれます。

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