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4. ヘッダ要素

OWLの記述方法

3章で解説したように、ヘッダ要素にはバージョン情報などのそのオントロジーに関する情報を記述します。ここではその記述方法について解説します。

バージョン情報

バージョン情報を記述するためのプロパティには次の4つがあります。

プロパティ 説明
owl:versionInfo オントロジーのバージョン情報を記述する
owl:priorVersion オントロジーの前バージョン情報を記述する
owl:backwardCompatibleWith 後方互換性のあるオントロジーを記述する
owl:imcompatibleWith 後方互換性のないオントロジーを記述する

owl:versionInfoは注釈プロパティ(Annotation Property)で、リテラルの値を持ちます。他の3つはオントロジープロパティ(Ontology Property)でオントロジーのURIを値に持ちます。以下に例を示します。

例1:バージョン情報の記述 
<owl:Ontology rdf:about="http://www.4dd.co.jp/ontology">
	<owl:priorVersion rdf:resource="http://www.4dd.co.jp/example" />
	<owl:backwardCompatibleWith rdf:resource="http://www.4dd.co.jp/example" />
	<owl:versionInfo>1 May 2005</owl:versionInfo>
</owl:Ontology>

owl:Ontologyのrdf:about属性の値にはこれから記述するオントロジーのURIを記述します。ただ多くの場合は簡単のため、基底URI = オントロジーURIと決めておくのでrdf:about="" となっている場合が多いようです。

後方互換性を持つオントロジーでは、時間がたつにつれて使われなくなる語彙を定義する場合があります。これらはそれぞれowl:DeprecatedClass、owl:DeprecatedPropertyとして定義しておくことができます。詳しくは以降の章で説明します。

インポート

オントロジーを記述する上で、他のオントロジーを参照してそこにある語彙などを利用することができます。
owl:importプロパティはそのために用意されたプロパティで、オントロジーのURIを主語と目的語に持ちます。つまりowl:Ontologyクラスのインスタンスを主語、目的語に持つということになります。

例2:オントロジーのインポート 
ファイル1
<owl:Ontology rdf:about=”http://www.4dd.co.jp/ont1” >
        <owl:import rdf:resource=”http://www.4dd.co.jp/ont2” />
</owl:Ontology>

ファイル2
<owl:Ontology rdf:about=”http://www.4dd.co.jp/ont2”>
        <owl:import rdf:resource=”http://www.4dd.co.jp/ont3” />
</owl:Ontology>

上の例では二つのオントロジーを定義していて、ont1はont2をインポートしont2はont3をインポートしています。このときont1はont3もインポートしている結果になります。



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