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6.2. imageタグ

imageタグは<input type="image">を生成するもので、画像付きのsubmitボタンを作成する際に使用します。主要属性は以下の通りで、画像を指定するsrc, page, srcKey, pageKeyのいずれかの属性は必ず指定しなければなりません。

属性名 必須 スクリプト
可能
説明

src

 

<img>タグのsrc属性と同じで、相対パス・絶対パスによってリンク先を指定します。

srcKey

  相対パス・絶対パスはメッセージリソースに格納されており、その値を検索するためのキーを指定します。

page

  Webアプリケーションルートからの絶対パスでリンク先を指定します。

pageKey

  Webアプリケーションルートからの絶対パスはメッセージリソースに格納されており、その値を検索するためのキーを指定します。

property

 

パラメータ名を指定します。Action Form Beanのプロパティに対応します。
画像上でクリックされた座標を、「(属性値).x」「(属性値).y」というパラメータ名で送信します。値を空行にした場合には、座標は「x」「y」というパラメータ名で送信されます。

以下はimageタグを利用した例です。

...
<html:image page="/img/button.gif" property="button" />
...

この場合、座標は「button.x」「button.y」というパラメータ名で送信されます。これらのパラメータ値を受け取るset/getメソッドはどのような形になるのでしょうか。パラメータ値は、buttonというプロパティにあるJava Beanのxおよびyというプロパティに設定される事になります。例えば以下のようなActionFormになります。

public class QuestionnaireForm extends ActionForm{
  ...
  public class Button{
    public int getX(){ ... }
    public int getY(){ ... }
    public void setX(int x){ ... }
    public void setY(int y){ ... }
  }
 private Button button=new Button();
  
  public Button getButton(){
    return(button);
  }
  
  public void setButton(Button button){
    this.button=button;
  }
  ...
}

imageタグにおいてもbeanタグライブラリのwriteタグと同じく、メッセージリソースを使用するしないに関わらず、設定しておかなければタグは動作しません。

(実習課題2)

以下のWebアプリケーションを、Strutsを用いて作成しなさい。

  • imageタグを用いて画像ボタンを作成する事。
  • 押された座標を、beanタグライブラリのwriteタグを用いて表示する事。

解答例はこちら

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