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7.4 スタイルシートの埋め込み

通常の場合、XSLT スタイルシートは、ルート要素として xsl:stylesheet 要素を持つ完全な XML 文書であることが多いですが、XSLT スタイルシートを別の XML 文書の一部として埋め込むこともできます。この埋め込みが容易にできるように xsl:stylesheet 要素には、ユニークな識別子を示す ID 型の属性を指定できます。

xml-stylesheet 処理命令の URI リファレンスには、xsl:stylesheet 要素の位置を特定する、フラグメント識別子を備えた参照 URI を使用します。 また、通常スタイルシート自身をソース文書として処理することはないでしょうから、ソース文書とスタイルシートが埋め込まれている XML 文書が同じ場合は、以下のような記述が必要になります。

<xsl:template match="xsl:stylesheet"></xsl:template>

以下にスタイルシートの埋め込みの例を示します。

<?xml-stylesheet type="text/xml" href="#style1"?>
<!DOCTYPE doc SYSTEM "doc.dtd">
<doc>
  <head>
    <xsl:stylesheet id="style1"
                    version="1.0"
                    xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform">
      <xsl:import href="doc.xsl"/>
      <xsl:template match="/">
        ...
      </xsl:template>
      <xsl:template match="xsl:stylesheet">
        <!-- ignore -->
      </xsl:template>
    </xsl:stylesheet>

    ...

</doc>

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