Yesod入門 (1) インストールから起動まで

こんにちは、鈴木です。

 

以前から気になっていた Yesod というフレームワークをインストールしてみました。

Yesod は Haskell で作られたフルスタックの Web アプリケーションフレームワークです。

まだ Haskell に詳しくないので、言語を学びながら Yesod を使っていきたいと思います。

 

What's Yesod?

公式サイトによると、Yesod はタイプセーフで RESTful なハイパフォーマンス Web アプリケーションを効率良く開発するためのフレームワークだそうです。

 

Why Yesod?

Yesod には以下の特徴があるそうです。

  • 実行時エラーをコンパイル時エラーに
    文字コード絡みの問題や XSS 対策のために、できるだけ型システムの力を活用する。
  • 非同期化が簡単
    計量グリーンスレッドとイベントベースのシステムコールを活用することで、書いたコードは特に苦労せずに非同期対応できる。
  • スケーラブルでハイパフォーマンス
    普通に書いたコードは良いパフォーマンスで動くが、さらに高速化するためにコンパイルされたコードをチューニングすることもできる。
  • 軽量なシンタックス
    シンプルな DSL でテンプレートや永続化、ルーティングなどを記述可能。
    コンパイル時にチェックされるので、実行時エラーを防ぐことができる。

 

インストール

GHC (Glasgow Haskell Compiler) をインストールします。

次に、haskell-platform をインストールします。

これで cabal コマンドが使用できるようになりますので、パッケージ情報を更新します。

次に yesod-platform と yesod-bin をインストールします。

インストールに失敗する場合は「--force-reinstall」オプションを付けて再インストールすると成功することもあるようです。

最後に、yesod コマンドなどは ~/.cabal/bin にインストールされるので、PATH に追加します。

動作確認としてバージョンを表示します。

問題無く実行できれば、Yesod のインストールは完了です。

 

プロジェクトの作成

プロジェクトを作成するには、以下のコマンドを実行します。

コマンドを実行するとプロジェクトの名前の入力を促されます。

ここではプロジェクト名を「hello-yesod」として進めます。

次はデータベースの種類の選択です。

今回はデータベースは使わないので、「simple」と入力します。

ここまででプロジェクトの作成は完了ですので、作成されたディレクトリに移動しましょう。

最後に依存パッケージをインストールします。

 

起動

サーバを起動するには、以下のコマンドを実行します。

デフォルトでは 3000 ポートが使用されます(--port オプションでポートを指定できます)。

ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスすると、以下のような画面が表示されます。

yesod-01

起動したサーバは Enter キーで終了できます。

 

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