え!?先輩キーボード1個しか持ってないんですか!?僕が教えてあげますよ?

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これはTECHSCORE Advent Calendar 2018の15日目の記事です。

こんにちは2018年11月入社の西岡です。

いきなりですが、今お手元のキーボードのキースイッチはメンブレンですか? メカニカルですか? あるいは静電容量ですか?(スマホの方は自宅か会社のキーボードを思い出していただければ…)
15日目の今回は、メンブレンや静電容量がなにかわからないキーボード初心者の方に向けて、キーボードの素敵な世界をご紹介します。

目次

弊社のキーボード事情

キーボードの素敵な世界の前に、まずは弊社 シナジーマーケティングのキーボード事情をご紹介します。
突撃となりのキーボード! のように弊社の開発者のキーボードを紹介したかったのですが、入社して1ヶ月+極度の人見知りな私だったので挫折…
全社員に簡単なアンケートを取りました。(弊社には全社員に簡単なアンケートを取る仕組み、文化があるんです)

1.業務で利用中のキーボードは持ち込み品ですか? 貸与品ですか?
※複数回答なし

2.キーボードに対していくら支払えますか?
※複数回答なし

3.好みのキースイッチはありますか?
※複数回答あり

簡単にまとめると

  • 約80%が貸与品のキーボードを使っている
  • 約50%がキーボードに5,000円以上払いたくない
  • 約52%がキーボードのキースイッチが何かわからない

という結果でした。

コメントの中には、
「1万円以上するキーボードってなにができるようになるの?」
「キーボード変えてもタイピングのスピードは変わらないのでは?」
というキーボード好きには見過ごせないものもあり、今回の記事を書くことにしました。

キーボード選びの基準

キーボードを選ぶ際には、次の3つのポイントを抑えるのが大切です。

  • 操作性 / キースイッチ
    自分にあった製品を選択することでタイピングの正確性が向上します。
  • 機能性 / マクロ
    無駄な入力を省略し、より効率的な操作を可能にします。
  • 快適性 / エルゴノミクスデザイン
    自然な姿勢で操作を可能にし、体の負担を軽減します。

それぞれを詳しく解説していきます。

操作性 / キースイッチとは

キースイッチとは、キーが押されたことを内部の基板に伝える役割を持ち、種類によって押下の感覚が大きく変化します。大きく分類すると以下の4つに分類することができます。

名称
価格
特徴
メンブレン 〜5,000円 PC付属のキーボードに採用されている。
安価に製造を行うことができるため、最も普及している。
メカニカル 5,000〜15,000円 ゲーミングキーボードなどに採用されている。
種類が多く、カチカチとしたスイッチ感があるものやキーの重さを選択することができる。
静電容量 15,000〜30,000円 キーの耐久性が最も高く、機械接点(ON-OFFを判別する物理的な接点)がないため、スムーズな押し心地を体験することができる。
パンタグラフ 〜5,000円 ノートパソコンや薄型キーボードに採用されている。
メンブレンやメカニカルと比べると、押下時の奥行きが小さい。

メカニカルでは軸という部品の構造・形状によって押下時の反発力・スイッチ感が異なります。特に多くのキーボードに採用されているCherryMXは、機能ごとに色が分かれており、以下のような違いがあります。

名前
スイッチ感
キーの重さ
特徴
赤軸 とても弱い とても軽い スイッチ感が無く、軽快なキータイピングが可能。
静音機能がついた派生版の静音赤軸などもある。
青軸 とても強い 軽い カチカチとしたとても強いスイッチ感が特徴。
代わりに打鍵時の音もかなり大きくなるので利用場所を選ぶ。
茶軸 強い 重い 適度なスイッチ感が特徴。
赤軸青軸と比べ、少しキー荷重が重めに設定されている。
黒軸 弱い とても重い スイッチ感が小さく赤軸と似ているが、とても重めのキー荷重が特徴。
強めのタイピングをする人向け。

軸については個人の嗜好によるところが大きいので、家電量販店などで実際に試してみてください。

しかし、押し心地が異なるだけで1万円以上の価格差があるメカニカル、静電容量式を購入しようと思われる方は少ないと思います。それでもなぜメカニカル、静電容量式がキーボードに採用されているのか。

それはキー押下の正確性にあります。

メンブレンはキースイッチを一番下まで押し込まないとキーが反応しません。
これはキーを押した際に、基板に部品が触れると通電したと認識する構造になっているからです。

メカニカルはスイッチがキーの押し込み途中に存在するため、キーを押したつもりが押せていなかったというケースを減らすことができます。
これにより、より効率的なタイピングを行うことができるようになります。

※詳説  ゲーミングキーボードスイッチのガイド
     (軸の構造については、こちらの画像がわかりやすいです)

機能性 / マクロとは

マクロとは、キーの組み合わせによって他のキーのショートカットを作成できる機能です。
キーボードに保存することができるため、PCを変更しても同じショートカットを利用することができます。
製品により変更可能な範囲が限られることもありますが、以下のような変更を行うことができます。

  • CapsLock → Command + Space
  • 右Shift → Delete 
  • Fn + Control + F12 → Chromeを起動

これにより、ホームポジションから指の届かない位置にあるキーを押すために手首を移動したり、本来複数のキーを押下が必要な操作を、1つのキーを押すだけで完結させることができます。

毎日で行う作業の中で何度も押している、面倒なショートカット、コマンドはマクロで自動化してみてはいかがでしょうか。 

※参考商品  リーズナブルなマクロ対応キーボード
       エレコム TK-DUX30BK

       上下キーや数値キーをマクロ化することで小型化したキーボード
       VORTEX CORE メカニカルミニキーボード

快適性 / エルゴノミクスデザインとは

エルゴノミクスキーボードとは、人にとって最も自然な体勢で操作ができることを目的に作成されたキーボードです。
一般的なキーボードは、どうしても手首を小さく折りたたみ肩を丸めた姿勢になってしまうため、肩こりや手首の腱鞘炎の原因になってしまいます。この問題を解消するためにキー配置が扇状になった製品や、キーボードが左右のユニットに分離した製品があります。

※参考商品  手頃な価格が特徴の扇形のエルゴノミクスキーボード
       ぺリックス PERIBOARD-512WUS

       左右に分離したエルゴノミクスキーボード
       Kinesis Freestyle2 Keyboard

おすすめキーボード

キースイッチ、マクロ、エルゴノミクスデザインと色々あるけど結局何を買ったらいいの?
という方のため、私が過去に利用したキーボードの特性を一覧にしました。

製品名
価格
スイッチ
マクロ
エルゴ
メモ・雑感
MicroSoft Natural Ergonomic Keyboard 4000 ¥5,409 メンブレン 初めて自分で買ったキーボード。
人間工学に基づいたデザインで楽な姿勢で操作することができるが、米国サイズなため手の大きい人向け。
MicroSoft Sculpt Ergonomic Desktop ¥9,797 パンタグラフ 上記の次世代モデル。
かなり小さくなり操作感は良くなったものの、無線仕様になったため多少の遅延が発生し利用を断念…
Logicool K840 ¥6,322 メカニカル 私にとって初のメカニカル。打鍵感ではこの中でこのキーボードが最も優秀だった。
Logicool独自開発のメカニカル軸を採用している。
レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth ¥9,670 パンタグラフ マウスをいちいち触るのが面倒になり、トラックポイントなら全てホームポジションで完結できるのではと購入。
またしてもBluetoothの混線により断念。
MiSTEL BAROCCO MD600(青軸) ¥17,563 メカニカル 現在利用しているキーボードの一つ。
マクロ搭載かつ分割式という全部入りキーボード。しかし青軸のため打鍵音が大きく会社で利用できず。
PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 ¥5,477 メンブレン 人気の高いHHKBの廉価版。
Fnキーの位置変更など、BAROCCO MD600比べ、キー変更の自由度が低く、あまり利用せず。
MiSTEL BAROCCO MD600(茶軸) ¥33,000 メカニカル 現在職場で利用中のキーボード。
メカニカル軸、マクロ、エルゴと揃っている上に新モデルではLEDを光らせることができるので、元気がない時に活力をくれる。

※価格は2018/12/12時点でのAmazon販売価格

私のキーボード遍歴の中ではMiSTEL BAROCCO MD600(茶軸)が最も使いやすく、現在も愛用しているキーボードです。

まとめ

この記事では

  • 操作性 / キースイッチとは
  • 機能性 / マクロとは
  • 快適性 / エルゴノミクスとは

上記3点の視点からキーボートを選ぶときの基準についてまとめました。この記事がキーボードを購入時の手助けとなれば幸いです。

最後に、最も重要なのは実際に触ってみて一番しっくりくるキーボードを選ぶことです。
同僚のキーボードや家電量販店のキーボードなど色々なキーボードに触れて、最高の逸品を探してみてください。

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