JAPAN VMUG FAR SOUTH CONFERENCEに参加しました

これは 😺TECHSCORE Advent Calendar 2019😺の10日目の記事です。

こんにちは吉田 典人です。
私は当社サービスのインフラ、仮想化基盤VMware製品周辺を担当しています。

VMware製品には活発なユーザー会VMUGがあります。会員はグローバルで12万人、200を超えるローカルグループがありますがコミュニティの発言数から日本のローカルグループが一番活発です。

そんなJAPAN VMUGのイベントで沖縄で二日にわたり開催されたJAPAN VMUG FAR SOUTH CONFERENCEに参加しましたので雰囲気をお伝えします。各社から総勢30名程の大所帯でした!

■宜野座ITオペレーションパーク

初日は宜野座ITオペレーションパークの見学です。

珍しい村営のデータセンターです。宜野座役場の方のアテンドで各施設を見学しました。施設内にはオーシャンビューの貸しオフィスもあり素晴らしい環境でした。

印象的だったのは全体の75%を占める女性就業者の方たちからの意見を取り入れ、パウダールームの設置を実現したとの事でした。働きやすい環境にするためフレキシブルな対応をされていいる事に感動しました。

見学後はデータセンター屋上でBBQをしながら今後のオンプレミスとクラウドについて意見交換会を行いました。データセンターでBBQという不思議な組み合わせでしたが沖縄の雰囲気を満喫できました。

■OIST見学

2日目は沖縄科学技術大学院大学 OISTを学内向けIT部門の方のアテンドで見学しました。

IT部門の公用語は英語でボスも外国人との事でした。総勢30名程でIT環境を維持しています。オフィスも広く職場環境はとてもよさそうでした。一人ひとりパーティションで区切られたデスクが良いですね。

100%車通勤です、満員電車に乗らなくて良いので羨ましいです。

OISTはレア生物が生息する丘の上にある為、環境を壊さないように建設されているそうです。

丘の中のトンネル通路や…

地中から延びるエレベータや…

谷を跨ぐ空中通路など魅力的な建物でした。

■ユーザー、サポーターセッション

最後にOISTシーサイドテラスセミナールームにてストレージベンダの技術セミナーとユーザーのディスカッションを行いました。

参加されたベンダはストレージベンダからはネットアップ合同会社様およびピュア・ストレージ・ジャパン株式会社様、バックアップソフトからはCommvault Systems Japan株式会社様、販社からは株式会社ネットワールド様ノックス株式会社様です。

どこもお世話になる会社ですね。各社のエンジニアの最新情報や、ユーザーからの実体験に基づいた質疑応答で盛り上がりました。

中でも業界では有名なネットアップ合同会社の加藤さんやピュア・ストレージ・ジャパン株式会社の岩本さん(岩本さんのストレージ講座のyoutubeです)のセッションは豊富な知識でストレージがどうあるべきかやトレンドについて学びが多かったです。

印象的だったのはオンプレからクラウドに移行する際には、クラウドからオンプレに戻る事を想定しておくことが大事という話です。片道切符ではないという事です。ITのライフサイクルは早く、5年たてばトレンドは変わります。基盤は長期的な展望が必要で、数年経ちにトレンドが替わった際に対応できるようにしておく必要があります。限られた予算でどう基盤を構築するのか。オンプレか、クラウドか正解はありませんがどんな選択もできる体制は必要と感じました。


今回のJAPAN VMUG FAR SOUTH CONFERENCEではOISTエンジニアの働き方やベンダの考え方、それを利用するユーザーの思いがわかり勉強になりました。

他社と比較する事で自社の立ち位置がわかり今後の進み方にも役立ちます。
他社のエンジニアとのネットワーキングをVMUG通じてこれからも広げていこうと思います!

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